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川開き [懐かしい]

子供の頃夏休みと同時に川開きがあった。そんな大したことをやるわけではないが祝詞とお供えをして安全を祈った。一級河川ではあったが深みは一ヶ所だけでそれも180センチくらいだったのでそこだけを気をつければよかった。それよりも魚を突くヤスやモリの方が危険で他所の集落では刺された子供もいた。あれは返しがついているので抜けない、医者で切開するしかない。それでも私は夏休みに入るとほぼ毎日川遊びに行った。お盆を過ぎるとカッパに引き摺り込まれると言った迷信はあったが、関係なく網とモリを持って川に行った。夕立の時など一気に増水することがあった、慌てて高いところに避難したり上流のダムの放水のサイレンを聞くとやはり急いで上がった。聞き漏らすと大変なことになって、タブの大木に登ったこともあった。大学に入っても夏休みに帰ると川に行っていた。その川も度重なる洪水ですっかり様子が変わりコンクリートの護岸に囲まれたクリークのようになってしまった。
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