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散る桜 [たび]

もうすっかり花筏さえない弘前城を歩いた
爽やかな風の中名残りの花嵐を浴びて
城下町をそぞろ歩いている人々は
ウキウキして子供の声に押されている
見上げれば目に染みる青い空
いつものように思っていた日々が
いつものように帰ってきた

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夏が終わってしまう [たび]

今年の夏も終わってしまう、終わってしまったが正しいか。ヒスイの場所にももう2年行っていない、桃の選果場も行けなかった、冬に仕事で北海道に行く予定だがこれだって怪しい。膝のエーカー嚢腫も足のガングリオンも糖尿病もすっかり悪くなってしまった。せめて近場で何かしようと買った青春18きっぷもあと2日残っている。アクアマリン福島か古墳巡りか、温泉巡りかお金をあまり使わずに楽しむのに慣れた。だけど僕よりはるかに厳しい状況の人はどうしているんだろう。
九州のド田舎にいたときにはお金なんて使わなかった、燃料は近所の山の薪、水道は山の水を引いた、電話はなかったし、おもちゃ替わりは手斧と肥後守、だったのにすっかり文明に汚染されたたか・・・
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少し旅に [たび]

十日町の大地の芸術祭に行きました。芸術と言う柄ではないけど、何となく身近な気がする。宿は街中の商人宿っぽいとこにして夜は外で食べましたが、中華のファミレスみたいな処で中華丼とあんかけ焼きそばのあいもりをいただきました。量もありあじも良く、接客も丁寧、良かった。いつもへぎ蕎麦ばかりなので、こう言うのもありかな。
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やがて悲しき在来線 [たび]

新幹線ができると在来線は皆死んだような線になる
新幹線の駅が出来て幹線でなかった線は少しは
乗客も増えると思ったがさにあらず
忘れ去られて退場の日を待っているそう思えるしかない
何度も行っている糸魚川の駅とそこから伸びる大糸線は
少しは人が増えると期待していたがあまり効果がなかったようだ
フォッサマグナミュージアムに行って海岸でヒスイを拾い蕎麦屋行って
夜は寿司屋行って少し酒飲んで、翌日にはまたヒスイを拾って
大糸線でのんびり帰る。途中で降りてまた蕎麦でも食って
松本であずさに乗り換えて帰る。その昔、まだ新宿発の急行アルプスが
あったころ、南小谷の駅で糸魚川行きに乗り換えるのに自販機の
缶コーヒーだけで暖をとっていたころを思い出した
ムーンライト信州では白馬の駅で同じことをしていた
木崎湖で温泉に入りヤマボウシの実を食べ青木ではブナの実を拾った
安曇野にも何度も行ったが駅を使う人も多かった
一人くらいでは意味をなさないかもしれないがまた行こう大糸線に

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新幹線なきころ [たび]

新幹線ができると在来線は皆死んだような線になる
新幹線の駅が出来て幹線でなかった線は少しは
乗客も増えると思ったがさにあらず
忘れ去られて退場の日を待っているそう思えるしかない
何度も行っている糸魚川の駅とそこから伸びる大糸線は
少しは人が増えると期待していたがあまり効果がなかったようだ
フォッサマグナミュージアムに行って海岸でヒスイを拾い蕎麦屋行って
夜は寿司屋行って少し酒飲んで、翌日にはまたヒスイを拾って
大糸線でのんびり帰る。途中で降りてまた蕎麦でも食って
松本であずさに乗り換えて帰る。その昔、まだ新宿発の急行アルプスが
あったころ、南小谷の駅で糸魚川行きに乗り換えるのに自販機の
缶コーヒーだけで暖をとっていたころを思い出した
ムーンライト信州では白馬の駅で同じことをしていた
木崎湖で温泉に入りヤマボウシの実を食べ青木ではブナの実を拾った
安曇野にも何度も行ったが駅を使う人も多かった
一人くらいでは意味をなさないかもしれないがまた行こう大糸線に
この鉄路は失くさないように

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放浪者 [たび]

若いころ何の目的もなくただ電車に乗って遠いところへ行った。真冬の信州や糸魚川や遠野に行って、宿も取らず駅の中で寝袋に入って寝ていた。まだ夜行列車があったころで、夜行列車のある駅は駅が閉まらなかったが、それ以外の駅だと駅舎の中に入れなかったり、暖房がなく吹きっさらしだったりした。公園の東屋で朝まで頑張ったこともあった。大風邪ひいてそのまま病院送りなんてこともあった。あるいは朝からやっている温泉に入って体が溶ける感覚を楽しんだ。いまはやらない、奥方から禁止命令が出ている。何故か夏にはあまりやらなかった、安心だが蚊がうるさいからだろうか。私はこんな体験が普通だと思っていたが、意外とほかの人にはないらしい。双極性障害の症状なのだろうか、それも注意欠陥性多動性障害のせいなのか、わからない。
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この年の終わりに [たび]

また普通に旅に出て普通じゃないものを見たい。消えた鉄路のきれっぱしに耳を当て、遠い昔の汽笛の音とレールの響きを感じたい。缶ビールとおつまみの昭和の香りを嗅いでいたい。僕はまた旅に出ます、体の続く限り、心がある限り。
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抜け出して、街を [たび]

始発電車に乗ってまだ明けぬ街を出る
先週買った青春18きっぷをポケットに
時代遅れと言われても大時刻表をリュックに
何度も何度も同じ電車で北へ南へ東へ西へ
帰省客や上京する人で東京駅はもう人混みの中
今日は静岡方面へ行こうか
でも東京駅で疲れに襲われ
じっとホームのベンチに座っていた
これも一つの旅の姿
疲れている確かにそうだ
さようなら

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買ってしまった青春18 [たび]

一人揺られて旅に出る
誰一人知られぬように
まだ日の上がらぬうちに
僕は寒さを抱えて旅に出る
いつものように紙切れ切符を握り締めて
古びたリュックに腕を通し
荷物などないのに苦しいほどの重さを感じて
始発列車に飛び乗った
いつもなら上野に行って北へと向かうか
新宿に行って山へ向かうかなのに
気力も失せた自分には孤独に立ち向かえない
東京駅から西へと新幹線こんな一人旅は無かった
いつぞやの忘れ物を取りに
京都ではなく奈良へ向かう
名古屋から関西本線で亀山や関で降りて
懐かしい加太越えから奈良へ
ここから先は想いの中へ

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追憶の旅 [たび]

10代のころからぼんやりと鉄道に乗って気ままに知らない駅で降りて時間を潰すのが好きだった。特別な名所や名物もちゃんと抑えてはいたけれど、そんなことより遠くまで電車で行くことと知らない場所につくことが楽しみだった。そして、あれから40年の月日が経ちもう一度あの駅に降り立ち自分の居た時間を思い出す。けれども多くの場合駅前は綺麗になり、逆に商店街はさびれ学生たちでむせ返った車内には老人が数人。そして駅員の姿はなく駅弁の立ち売りは何処にもいない。僕はそんなにながい時間を生きてしまったか、日差しも風も変わっていないはずなのに。
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