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誕生日がやって来る [ためいき]

とうとう還暦がやって来る、昔はるか先の事だとか思っていたがこんなに早いとは、もちろんまだ死ぬわけではないが、こんな歳まで生きているとは。何にも残すところは無いしつまらん人生を演じてきただけ。されどこれからも更につまらん老いが巡り来る。ところで、60歳以降の話しが会社から来ないが、急にクビはないから待ってみよう。そん時はそん時だ。
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悲しみが立ち込めて [ためいき]

誰がのだめじゃないけど私が疲れている
別にいいんだけど
誰にわかってくれとは言わないけど
暑い季節の中からとんでもないぞわぞわした
黒い影が染み出して
悪性黒色腫になりやがて本体を溶かす
知らぬ間に朽ち果てた

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新幹線なきころ [たび]

新幹線ができると在来線は皆死んだような線になる
新幹線の駅が出来て幹線でなかった線は少しは
乗客も増えると思ったがさにあらず
忘れ去られて退場の日を待っているそう思えるしかない
何度も行っている糸魚川の駅とそこから伸びる大糸線は
少しは人が増えると期待していたがあまり効果がなかったようだ
フォッサマグナミュージアムに行って海岸でヒスイを拾い蕎麦屋行って
夜は寿司屋行って少し酒飲んで、翌日にはまたヒスイを拾って
大糸線でのんびり帰る。途中で降りてまた蕎麦でも食って
松本であずさに乗り換えて帰る。その昔、まだ新宿発の急行アルプスが
あったころ、南小谷の駅で糸魚川行きに乗り換えるのに自販機の
缶コーヒーだけで暖をとっていたころを思い出した
ムーンライト信州では白馬の駅で同じことをしていた
木崎湖で温泉に入りヤマボウシの実を食べ青木ではブナの実を拾った
安曇野にも何度も行ったが駅を使う人も多かった
一人くらいでは意味をなさないかもしれないがまた行こう大糸線に
この鉄路は失くさないように

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能登の地震 [ものかたり]

能登半島が揺れている、北と南に地溝帯があるから地震が多いかも、それに新潟から神戸まで歪みが溜まっている。佐渡の国中平野から地溝が続いているし、日本海の拡大はまだ完全には終わったわけじゃないかも。活断層も沢山だから用心に越したことは無い。
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笑える過去 [昔語り]

昔僕のことが好きだった人がいたらしい
僕が生きてきた時間の縦軸に
それは結構な頻度で現れて
ただ僕はそれにほとんど気づいていなかった
そんな時期があったのにそのまま大人になり
やがては誰にも相手にされなくなった
それでも何時かは心を通わせる人に会い
その人が腕の中にいる
僕にも人を引き付ける何かがある
ずっとわからないできたけれど
これからもわからないだろう
自分の良いところなんて恥ずかしい
長所なんて知らないほうがいい
僕はそう思います

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置き去りにして [昔語り]

実家の昔の自分の部屋は何もかも黄色く時間色に変わり
何もかも擦り切れそうになっている
僕がこの部屋の主だったのはもう40年以上も前のこと
あれから僕は東京に出ていき父母は亡くなった
兄が一人古い家を守っている
時間は酷く残酷だだって過ぎ去った現実を
これでもかと塗りこもうとする
いくつもの時代が湧き上がり消えていった
想いは彼方まで飛んでやがて消えた
さようなら若き日々たち

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ゆらめいて [ものかたり]

恋は実らないほど美しい
恋人なんて呼べないほうがいい
心の奥のとっておきの恋は
遥かな山の上の春霞
ぼんやり淡くて心が少し痛い
どんなに広いお花畑よりも美しく香しい
早く早くの誘われて心は空へ飛んで行く
ずっと自分には恋は似合わない
自分を好きになってくれるはずがない
だから言えなかった
言えなくてもそれが楽しかった
悶々とした日々が好きだった
困った人だと何度も言われたけれど
それが真実だった
ある出来事が起こる前までは

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あの日は帰らない [昔語り]

あれから随分時は流れて
送られてきた同窓会名簿で
物故者の中に君の名前を見つけました
友達に聞いたら卒業してすぐに
病気になって1年も立たないうちに
亡くなったそうです
僕はそんな人を追いつづけたのか
ただの疫病神だったのか
でもね喫茶店で少し伏し目がちに僕を見て笑った
通学電車で僕の横に座って
頬寄せる君の白い顔忘れない

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ひとにのぞまない [想い]

ここ一年ほど体調がすぐれなくてそして思わぬ忙しさで
どこかに心を置き忘れていたような気がします
柔らかく潤っていたはずの心の薄皮は
いつの間にかカサカサにひび割れて啼いていたようです
さっき取りに行ったらすでに壊れそうになっていました
人は疲れると心は鋭敏になる人もいるにはいるけど
やっぱり僕のような普通の人の心はこんなになってしまいます
それを気が付いてあげられるのは自分しかいないわけで
ほかの人に望むのは無理ですわがままです
人に自分の心を慰めることを望んじゃいけません
僕は僕ですしあなたはあなたですしあのこは所詮あの子です

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風に消えた [昔語り]

風に流れて消えてしまいそうな君の姿を
追いかけて懸命に追いかけていた
どんなに声をかけても振り向いてくれない
どうしてそんなに急いで何処へ行くの
まるで何かに追いかけられているように

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