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夏休みに会えない [懐かしい]

夏休みがやってきて君と合えないだから微かな希望で部活に行くそこにはヘアバンドして汗びっしょりの君がいた練習中には声もかけられない僕もそれどころではないだけど終わりの時間が来ると君と一緒に帰れる白い夏服の水色のラインが鮮やかに僕は決して聞こえないように可愛いねと呟く君は何か言ったって聞き返すけれど僕は笑いながら何にもとしか言えない君の可愛さは夏の輝きを超えて僕を虜にする帰り道のたった30分が僕の夏休みの全てそれは実るとか散るとかそんなことさえ越えて時の押し花
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駄目な人でした [懐かしい]

人の痛みがわからない子供、自分勝手でいい加減、そんな風に言われてきませんでしたか?
本当は痛いほど人の痛みがわかるから何もしてあげられない、自分勝手に見えて誰かを
励ましたりかばったりしてきたのに、誰にもわかってもらえない。そこでどうでもいいやと
投げ槍にならずに。でも動けば動くほど対人関係は悪化する。嫌な子おかしな子と言われて
友達もいなくなる、孤独に耐えながら生きて行くしかない。思い切って死んでしまえばなんて考えた
発達障害なんて後で知った、でもその病気のせいにして自分を正当化しようとは思わなかった
ダメな奴ならそれでいい、損得勘定なんてどうでもいい、人の笑顔を憎んだりしない、誰かが
笑えばそれでいい。心がひねくれていた時期だって、人の不幸より幸せを願ってきた。
当たり前だろう、嘆き悲しむ人のために祈らぬものだろうか。

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金木犀によせて [懐かしい]

いつものように地下鉄の階段を上がって
金木犀の香りが流れてきて
半袖が冷たい秋の始まり
少しばかり眠いのはまだ6時半だから
熱いコーヒーを一杯買って
公園のベンチで空を見上げる
意外に青い空と冷たい風
金木犀の香りの中で
じっと目をつぶって下を向く
嘲笑とため息の呼吸が空しいか
なるようにしかならなかった
それでいいじゃないか
それの何が悪いのか
また今日が始まる
窓際老人の独り言

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節分 [懐かしい]

せちぶんは雑節の一つで二十四節気ではないのだが、このころになると少しずつ暖かく感じる、とはいかない。保育所に行っていたころは訳も分からず鬼の面をかぶった先生に豆を投げつけて、齢の数だけ豆を食べた(投げて床に散らかったものを、いまなら大変)。家ではヒイラギの頭に鰯の頭を付けたものを門の上に飾った。恵方巻なんてのは当然なかったし豆まき以外の特別なものもなかった。雑節は行事で覚えるように彼岸や節句は行事に結び付けられている。二百十日や八十八夜など。一方で24節気と言っても何か行事をともなうものは少ない。立春 啓蟄 清明 立夏 芒種 小暑 立秋 白露 寒露 立冬 大雪 小寒 雨水 春分 穀雨 小満 夏至 大暑 処暑 秋分 霜降 小雪 冬至 大寒 どれもピンとこない。夏至と冬至くらいか。さて今日は58個も豆を食わなきゃならない、豆腐じゃダメかな。

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田舎の正月 [懐かしい]

正月の想い出は近所の神社に初詣に行って、ついでに新年あいさつ回りに親父と行って酒を飲まされて、近所のオヤジと相撲を取らされた、勿論百姓オヤジに勝てるわけがない。実家のおせち料理は仕出しのすしと刺身、後はひたすら煮しめ。餅も餡入りは飽きる、丸餅の餡無しをしえ餅と言うが、そいつを安倍川にするか磯部にするか昆布茶をかけて食うか。店なんてやっていないしまた遠い。唯一道端の自動販売機でコーラかなんかを買えるだけ。今はいいよな、何でもあるし、ただ、山に行って榊とか裏白とか取ってきて、自分たちの手で松飾を作って、すす払いして餅をついて野菜をとってきて剥いて刻んで煮しめ作って、出汁をとってそばを湯がいて年越しそば食って、もうないか。
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哀夏3 [懐かしい]

自分でも不思議なくらい一生懸命にキャンプのやるべきことをこなしていく。そして食事の支度も竈門作り火起こし、飯盒炊爨、大鍋でカレーを作るのも先頭に立ってやる。いつもなんだか消極的で斜めに見る僕の変わりようにみんな驚いていた。食事も終わりキャンプファイヤーになるとまた無気力な僕に戻る。でも、キャンプファイヤーが消えて満天の星の下、おのおのテントに戻る時、すれ違いざまに、あんなSくんもありなんだねと言って一人の女の子が僕の手のひらに何かを握らせた。暗くてよく読めなかったから、翌日の朝に開いてみた。そこにはあんなS君も好きよと書いてあった。でも、返事が欲しいのかわからない、しばらくそのままにしていた。結局、その恋はそれでおしまい、一番好きな子だったのに。
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哀夏2 [懐かしい]

。実は高校1年の時にも同じような登山とキャンプがあった、そこでもまた哀しい思いである、それはまたいつか。その中学校キャンプは事前に組み分けがされており、男女3人ずつが1班となっていた。男はどうでもよかったが、女子3人は苦手なのがそろってしまった。朝家を出るのも何となく気が重い。せめて好きな子が近くにと思ったけれどいなかった。このような、何とも力のはいらない、キャンプは僕にとってつまらないものこのうえない。しかし、やると決めたわけだから(たとえそれがだれであっても)楽しいものにしなければいけない、みんなが楽しくしなければと、まるで道化師のように笑いを誘い日頃話をした事もない女性とおしゃべりをした。どこの誰が見たって僕が一番楽しんで見えるようにしなければならない。だけど、どこかで疲れてため息をついていた。
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哀夏1 [懐かしい]

空は高くなって雲は秋の気配なのにどこからか雷の音がする。8月も終わりに近づいてもこんなに蒸し暑い午後だけど、中二の夏休みなぜか僕たちは中学校のグランドにテントを張ってキャンプをしている。プールがないから学校の隣を流れる川で泳ぐ、流れがあって水が冷たくて深い。都会だったらありえない、しかも海は遠い山の中の学校で。だけど、不思議なことに泳げないものはほとんどいない。みんな、近所に一級河川があり淡水で泳ぐのも慣れているし、溺れそうになったら浮かぶのも経験で知っていた。そんな話はどうでもいいが、この夏のキャンプが僕にとて大きな、胸が痛くなるような思い出だった
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白瓜の話 [懐かしい]

私が住んでいる千葉県では夏場にスーパーに並ぶ瓜は圧倒的にはぐら瓜が多い。たまに白瓜を見かけても、はぐら瓜と書いて並んでいることがある。八百屋でもそうだから、白瓜の絶対量が少ない。それでも、近所の野菜コーナーで小さめの白瓜を見つけて、一夜漬けを作る、田舎では長さ50センチに近い巨大なものを漬けていたが、半分位に切り皮をむいて、種の部分を取り輪切りにして塩をふりボウルに入れて、私は昆布を入れて蓋をする。夏はこれがご飯のお供だった、キュウリやナスの漬物より好きだった。はぐら瓜のように苦味がない、あっさりと歯切れのよい、そして旨味のある白瓜は上級の漬物だ。白瓜は半分に切って、少し干して粕漬やみそ漬けにも重宝された。漬物のための野菜としてトップクラスと思う。
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川開き [懐かしい]

子供の頃夏休みと同時に川開きがあった。そんな大したことをやるわけではないが祝詞とお供えをして安全を祈った。一級河川ではあったが深みは一ヶ所だけでそれも180センチくらいだったのでそこだけを気をつければよかった。それよりも魚を突くヤスやモリの方が危険で他所の集落では刺された子供もいた。あれは返しがついているので抜けない、医者で切開するしかない。それでも私は夏休みに入るとほぼ毎日川遊びに行った。お盆を過ぎるとカッパに引き摺り込まれると言った迷信はあったが、関係なく網とモリを持って川に行った。夕立の時など一気に増水することがあった、慌てて高いところに避難したり上流のダムの放水のサイレンを聞くとやはり急いで上がった。聞き漏らすと大変なことになって、タブの大木に登ったこともあった。大学に入っても夏休みに帰ると川に行っていた。その川も度重なる洪水ですっかり様子が変わりコンクリートの護岸に囲まれたクリークのようになってしまった。
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