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儚い想い1 [昔語り]

どうしても守れなかった日々
こんなに愛していたのに
夏服から飛び出す白い肢体
緩やかに風になびく黒い髪
むせるような夏の中で
君の香りに包まれる
このまま続くと思っていたのに
夏が雲の向こうに滲んだら
幻は儚く消えた

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