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儚い想い3 [昔語り]


教室の窓側の席から
僕がずっと見ていたのは
青空でもポプラの木でもなく
グランドを走る君だった
誰も僕のことなど気にしない
けれども僕はこの場所で
夢の続きを見続けた
周回遅れの日々にさえ
爽やかな風を起こして
懐かしく香しいひと時を
君を見つめるだけで抱きしめた
会えないとか最後だとか
そんなことどうでもいい
何より胸の鼓動と涙と
僕がここにいる

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