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印のない道 [想い]

さらば青春の日々どこまでかは線を引けないけれど
もう遠くに過ぎ去ってしまったようだ
些細なことに熱くなったり諦めきれずに泣いたりした
小さなかすり傷でも大げさに痛がったり
とりとめのない夢を語ったりした
恋して傷ついて傷つけて昨日を取り返せずに
どこまで行っても自分は自分と慰めた
くるくる回る風車の色の変化に自分を見て
終わり来る若き日を見送っていた
それからもっとに時を重ねて
夕日の沈む方向へ歩いている
急がない焦らないでも逃げない後悔しない
陽が落ちる最後の一瞬まで

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