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病を超えてゆく [双極性障害]

自分を褒めるのは気恥ずかしい、だけど今はそんな気がする。これも双極性障害のせいかもしれない、だけど子供の頃から僕を操ってきた、注意欠陥性多動性障害ととの長い闘いの歴史で、ものすごく変わり者だとかおかしいとか言われ続けながらも、どちらかと言えば集団から排除される事ばかり。社会人になって病気による休職はあったものの、定年までそれを表に出ないように、破綻しないようにする努力が報われているような気がした。ほかの人にとっては取るに足らないことであってもこういうことは自分にとっては大きなことなのだ。最後まで気力が続かない、ミスが多くて任せられない、他の人と衝突する。ダメなことこの上なし、それでも、壊れないように壊さないように生きてきた。偉くなったわけでもない、それは病を考えると自分のためでもあるしほかの人のためでもあった。僕は自分を始末するのに一番労力を使う羽目になる、そうわかっていた。ADRD→双極性障害という典型例をたどって今も薬は離せない。だけど、ここまで生きていろんなことをやって儲けものだよ僕の人生。双極性障害は自殺企図率も高い、特に大鬱期が長いと危険だ。私は死なない、電車に飛びこみそうなことはなんどかあったけれど、地下鉄の柱にしがみついたり橋の欄干に足を絡めたりして、自分の頭に生きる意思表示をした。馬鹿げていると思われるだろうけれど変な病に脳を支配された場合、どんなに認知行動療法をやっていても負けそうになる。とても弱い人間の中で風が吹いただけでも折れそうになる。それでも他人に迷惑をかけたくない、できれば人の役に立ちたい、そんな心も捨てずに持ってきた。病は手ごわい、だけど人間であることからは逃げないから。
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