かぎろひ [想い]
朝家を出る頃にはまだ日は昇っていない
けれども会社に着く頃には
東側に向いた窓の向こうが赤々と染まってゆく
昔読んだ人麻呂の歌のように
ひんがしの野にかぎろひの立つ見えて
かえりみすれば月かたぶきぬ
本当に群青色の紙に朱を落としたような
かぎろひがめらめらと吹きあがる
千年たっても変わらない光があった
けれども会社に着く頃には
東側に向いた窓の向こうが赤々と染まってゆく
昔読んだ人麻呂の歌のように
ひんがしの野にかぎろひの立つ見えて
かえりみすれば月かたぶきぬ
本当に群青色の紙に朱を落としたような
かぎろひがめらめらと吹きあがる
千年たっても変わらない光があった
2022-03-15 05:00
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0