時節 [ものかたり]
毎年毎年同じ情景で変わりはしないのか
いや歳月は真新しかった墓碑を苔むして
私もすっかり白髪になってしまった
それでも誰もいないこの場所にずっと来るだろう
その人の思い出がある限り
いや歳月は真新しかった墓碑を苔むして
私もすっかり白髪になってしまった
それでも誰もいないこの場所にずっと来るだろう
その人の思い出がある限り
まじめに生きて行けばよかった、とは思わない [ものかたり]
発達障害と一緒に大きくなってきたけれど、子供のころもっと学校に行けばよかった、中学・高校の時部活なんてしないで勉強していたらよかった。とは思わない、小中高と教科書は学校の机の中で持って帰ったことはない。部活が楽しくて休みの日も出ていたし、怪我で部活ができなくなったときも、生まれて初めて女の子と付き合ったからそれだけのために学校へ行っていた。夏休みの補習をサボって図書館で好きな本を読んでいた。大学も東京なら別にどこでもよかった、けれど受験は東京は全滅、関西と隣県の国立だけ合格。いつも流されるだけだったが何故か浪人した。この浪人時代はまじめだったかと言えば、それまでより少しまじめになって授業は大半でたし、たまには下宿で勉強もした。だけど、なんとなく病を自覚してきたから、あきらめもあった。大学を出て仕事についてどこでも発達障害はついて回った。会社の人も大学時代の友人も知らない、危うい自分を後ろに隠しながら、双極性障害として。
幻想の暁 [ものかたり]
東の山から炎が吹き出している
群青色の空は必死に消火しようとしている
私はそんなせめぎあいを見ながら
会社へと急いでいる
会社に着いてブラインドの向こうでは
太陽が顔をだし
群青色はすっかり青くなってしまた
一方で燃えるような赤い炎も
何処かへ消えさってしまった
私はブラインドを閉めて
誰もいないデスクで昨日のメールを見ている
それが日常これがわたし
群青色の空は必死に消火しようとしている
私はそんなせめぎあいを見ながら
会社へと急いでいる
会社に着いてブラインドの向こうでは
太陽が顔をだし
群青色はすっかり青くなってしまた
一方で燃えるような赤い炎も
何処かへ消えさってしまった
私はブラインドを閉めて
誰もいないデスクで昨日のメールを見ている
それが日常これがわたし
死を感じて死を通り過ぎた [ものかたり]
いつも死を身近に感じていた
ずっと永らえることは出来ないと思っていた
病気や事故やいろんなことが起きて
目の前を死神がうろついていた
だけどいつかそんなこともなくなり
命の重ささえ忘れていた
それから長い時が流れ
心を病み大量の薬を頼りにして死神をやり過ごした
しかしそこから思い出したように何度も入院し
手術も何度か受けた
昔の自分が身近に感じ酷く恐れていた
死と言うものが溢れている
あまりに溢れすぎて今は怖くはない
ただ怖くはないと言うことは
生きることへの執着が消えて行くこと
電車のホームやビルの屋上あるいは橋
たくさんの睡眠薬と紐やガス
どうやっても死ぬことは出来る
今はただ大鬱で気力が失せているから
死にはしないけれど
ずっと永らえることは出来ないと思っていた
病気や事故やいろんなことが起きて
目の前を死神がうろついていた
だけどいつかそんなこともなくなり
命の重ささえ忘れていた
それから長い時が流れ
心を病み大量の薬を頼りにして死神をやり過ごした
しかしそこから思い出したように何度も入院し
手術も何度か受けた
昔の自分が身近に感じ酷く恐れていた
死と言うものが溢れている
あまりに溢れすぎて今は怖くはない
ただ怖くはないと言うことは
生きることへの執着が消えて行くこと
電車のホームやビルの屋上あるいは橋
たくさんの睡眠薬と紐やガス
どうやっても死ぬことは出来る
今はただ大鬱で気力が失せているから
死にはしないけれど
最近余裕がないのか [ものかたり]
最近ほんとに余裕がないのか花鳥風月に心動かされない。心の周りが凍りついた、いやなんだかごつい革袋にいれられた感じだ。それでも公園の椿の木から飛び出した小鳥がメジロだとすぐわかった。普通分かるだろうって?いや心がガサガサの時は気づかない。でも、やっぱりだめです、梅の花も咲いていない、福寿草も踏み荒らされて消えた。大根やねぎの畑を見てもね、なかなか春も感じられない。北総丘陵にまだ春は届いていない。少しでも陽だまりを探して心も温める。
E-TAX [ものかたり]
今年はE-TAXの進捗がいまいち、なんだかやる気がおきない。おおよそ支払い医療費が40万円、10万以上が対象額だから、30万円×20%(税率)で6万円、ふるさと納税が4万円ー2千円控除で3万8千円×20%(税率)の76百円、
6万7千6百円。お小遣いとしてはまあいいところか。しかし、俺は医者と薬屋のために生きているのかと思えるほど使っている。健保組合が怒るわけだ、双極性障害と糖尿病、ベーカー嚢腫の破裂、前立腺肥大の再手術、爪白癬、睡眠時無呼吸症嫌になるなあ。ただ、前立腺は切除しきったので再発しない、べーか嚢腫は今のところ再発しない、爪白癬はあと半年で治癒する予定。糖尿病がなあ、双極性障害が出るまでなかったのに突然だものな、A1Cが10突破には驚いた。それから、6点台前半まで戻したのに、また8になった。神経障害も出つつあるから、ちゃんとします、でも意志が弱いんだよな、すぐ食ってしまうから。
6万7千6百円。お小遣いとしてはまあいいところか。しかし、俺は医者と薬屋のために生きているのかと思えるほど使っている。健保組合が怒るわけだ、双極性障害と糖尿病、ベーカー嚢腫の破裂、前立腺肥大の再手術、爪白癬、睡眠時無呼吸症嫌になるなあ。ただ、前立腺は切除しきったので再発しない、べーか嚢腫は今のところ再発しない、爪白癬はあと半年で治癒する予定。糖尿病がなあ、双極性障害が出るまでなかったのに突然だものな、A1Cが10突破には驚いた。それから、6点台前半まで戻したのに、また8になった。神経障害も出つつあるから、ちゃんとします、でも意志が弱いんだよな、すぐ食ってしまうから。
新年はプラス思考 [ものかたり]
上手くいかない事だらけだった年が過ぎ去り、ことしはきっと上手くいきそうだ。何故なら右脚の痛みがない!あれほど痛かったのに、ベーカー嚢胞が破裂して二月、腫れも痛みもすっかり消えた、内出血も痒みもない。小さなことでも、喜びがあるのは春から縁起がいいわえ。
鯨飲 [ものかたり]
昔旅先で一緒になった2人たちとYHの広間で話をしていた。やがて打ち解けるとどこの大学生かと言う話になった。二人は東大だと言う、私たちは早大だった。その時になんだ早稲田か、受かったけど行かなかった、と言われた。私はあまり気にしなかったが一緒にいた人たちから、なんだはないだろうと言う声が起こった。だが私はそんなことどうでもよかった、確かに国立は落ちたけど好きで行った大学だし、世の中のランク付けはどうでもいい。ど田舎の塾もない村で高校も進学校ではない、中高は部活に明け暮れ、彼女も居たしこれで手いっぱいだったのだ。自分に下らん自信とかプライドなんて放り投げた、挫折も病もたくさん飲みこんだ。残りの人生もきっと同じように続くのだろう、それでもまだ死なない。
特大台風 [ものかたり]
スーパー台風10号が接近しつつある。私が九州にいたころにはここまで強いのが来たことはない。昔にも一時的には890ヘクトパスカルまで発達した台風はあったが近づくころになると950ヘクトパスカル(当時はミリバール)くらいになった。こんなものがもし上陸したら秒速80mくらいの風が吹き普通の家ではまず持たない。トタン屋根はもちろん瓦屋根も瓦がはぎとられてしまう。大きな台風では、自分がいたところの中学校の体育館の屋根が飛ばされて近くの田んぼに落ちていた。そして雨が溜まった体育館の水出しと掃除をした。今回も避難所には体育館は向かない、学校も窓が多すぎる。窓が少なく屋根が瓦やトタンではなく、高台で南側が開けていないところ、なら避難所として安全に近いと思う。とにかく、行動は早く。
障害ということ [ものかたり]
障害を持つことは恥ずかしい事じゃない
足の障害が固定されて40年になる
心の病だって同じことだろう
ADHDを克服したと勝手に思っていたのに
結局ずっと引きずって
双極性障害なんかになってしまう
文句は言えないのはわかっている
気質や脳の働きに遺伝子の影響がある
それはもうどうしようもない
だからと言って私は病気なんだからと開き直って
楽をしようとか逃げようとかそうは思いません
私はたぶん自分の勝手で怪我をして障害が残ったのであって
それを誰かのせいにはできません。
それにこの障害は私の命にかかわる問題は引き起こしません
精神障害の方も私は自分を精神障害と認定していません
だから申請は出しません
10年以上付き合っていますけれど
足の障害が固定されて40年になる
心の病だって同じことだろう
ADHDを克服したと勝手に思っていたのに
結局ずっと引きずって
双極性障害なんかになってしまう
文句は言えないのはわかっている
気質や脳の働きに遺伝子の影響がある
それはもうどうしようもない
だからと言って私は病気なんだからと開き直って
楽をしようとか逃げようとかそうは思いません
私はたぶん自分の勝手で怪我をして障害が残ったのであって
それを誰かのせいにはできません。
それにこの障害は私の命にかかわる問題は引き起こしません
精神障害の方も私は自分を精神障害と認定していません
だから申請は出しません
10年以上付き合っていますけれど