凍り付いた青春 [想い]
青春て何だったんだろう
おかしな熱病や裏腹の足元もない歓喜
外から見れば酷く馬鹿げたことなのかもしれぬ
辛さも悲しさも倍の刺激で受け取る
たわいもない言葉に一喜一憂する
わかっていてもそれを懐かしむのは
僕にとってそれ以上のいい時代はなかったと言う
それだけの理由です
でも誰に言ってもわからないと思うけれど
一生懸命に好きな人のために
僕はちゃんと生きていました
精一杯彼女の香りを吸い
やさしさの限り抱きしめました
例えそれがどんな結末であったとしても
その時間は僕にとって有意義だったのです
そこにいただけの価値があり
夢は廻り続けたのです
そしてそれは一度だけではなく何度か
おかしな熱病や裏腹の足元もない歓喜
外から見れば酷く馬鹿げたことなのかもしれぬ
辛さも悲しさも倍の刺激で受け取る
たわいもない言葉に一喜一憂する
わかっていてもそれを懐かしむのは
僕にとってそれ以上のいい時代はなかったと言う
それだけの理由です
でも誰に言ってもわからないと思うけれど
一生懸命に好きな人のために
僕はちゃんと生きていました
精一杯彼女の香りを吸い
やさしさの限り抱きしめました
例えそれがどんな結末であったとしても
その時間は僕にとって有意義だったのです
そこにいただけの価値があり
夢は廻り続けたのです
そしてそれは一度だけではなく何度か
買ってしまった青春18 [たび]
一人揺られて旅に出る
誰一人知られぬように
まだ日の上がらぬうちに
僕は寒さを抱えて旅に出る
いつものように紙切れ切符を握り締めて
古びたリュックに腕を通し
荷物などないのに苦しいほどの重さを感じて
始発列車に飛び乗った
いつもなら上野に行って北へと向かうか
新宿に行って山へ向かうかなのに
気力も失せた自分には孤独に立ち向かえない
東京駅から西へと新幹線こんな一人旅は無かった
いつぞやの忘れ物を取りに
京都ではなく奈良へ向かう
名古屋から関西本線で亀山や関で降りて
懐かしい加太越えから奈良へ
ここから先は想いの中へ
誰一人知られぬように
まだ日の上がらぬうちに
僕は寒さを抱えて旅に出る
いつものように紙切れ切符を握り締めて
古びたリュックに腕を通し
荷物などないのに苦しいほどの重さを感じて
始発列車に飛び乗った
いつもなら上野に行って北へと向かうか
新宿に行って山へ向かうかなのに
気力も失せた自分には孤独に立ち向かえない
東京駅から西へと新幹線こんな一人旅は無かった
いつぞやの忘れ物を取りに
京都ではなく奈良へ向かう
名古屋から関西本線で亀山や関で降りて
懐かしい加太越えから奈良へ
ここから先は想いの中へ
つめたい [ためいき]
街を廻る冷たいため息
僕はいったいどうしたと言うのだろう
誰を見ても哀しそうに
どこを見ても沈んで見える
もうすぐクリスマスだと言うのに
なんだろうこのくすんだ姿は
友情とか親子の絆だとか恋だの愛だのが
どこか世の中の隅に隠れてしまった
そんなに時代が悪いのか
そんなに俺が悪いのか
恐る恐る手を延ばして月のかけらを拾い上げた
凍るほど冷たい月のかけらは一瞬ではじけ飛んで
重たい夜の帳を切り裂いた
そうしていつもと変わらぬ街が動き出した
けれども俺は知っている
人々の祈りは届いていないことを
僕はいったいどうしたと言うのだろう
誰を見ても哀しそうに
どこを見ても沈んで見える
もうすぐクリスマスだと言うのに
なんだろうこのくすんだ姿は
友情とか親子の絆だとか恋だの愛だのが
どこか世の中の隅に隠れてしまった
そんなに時代が悪いのか
そんなに俺が悪いのか
恐る恐る手を延ばして月のかけらを拾い上げた
凍るほど冷たい月のかけらは一瞬ではじけ飛んで
重たい夜の帳を切り裂いた
そうしていつもと変わらぬ街が動き出した
けれども俺は知っている
人々の祈りは届いていないことを
怠いぞ苦しいぞ [想い]
自暴自棄、病のある男がまた大鬱に落ち込んだ。仕事したくない、誰とも話したくない、何もしたくない。楽しみがない。ここから抜け出せる自信がない、薬に頼るしかない。ハッピードラッグなんてない、眠いのに眠れない。
生まれ持った性格が悪いのか [双極性障害]
人を傷つけまいと思いながら、ざっくりと傷跡をつけてしまう。そんなことの繰り返しで青春はあっという間に過ぎ去った。どうして、人の気持ちをわかってあげられない、くだらない自分の想いがザックザック切りつける。やさしいと言われるけれど本当はそうじゃない。どれもこれも何かの考えがあってやっているわけじゃない、だからこそ悲惨だ。心がいきわたっていないから、レベルの低い優しさは悪意と同じ。生まれ持って障害を持っていたのか遺伝なのか、そうなことはどうでもよかった、その行為をなしているのはまさしく自分で、そしてそれに打ちのめされるのもまた自分で。60歳にもなろうと言うのにこんなことで悩んでいるのは愚かだろうか。心を徹底的に叩きのめさないと生きてゆく価値が見いだせない。