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夕陽が落ちたら [想い]

遠くなだらかな山の背に赤く息を吹いて太陽が沈んでいく
残った赤い残像を押しのけてオリオンが輝き始める
偶然にも生きながらえたこの身なら誰かのために捧げようか
転んでも倒れても弱弱しい脚と力ない腕で
血を流しながらここまで来たんだ
都会の端っこで空を見上げて
恨むことなく羨むことなく誰の邪魔もせず
どんなにつまらない奴だと言われても
人生は一度しかないと背中を押されても
僕にはできない自分のためだけに生きること

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