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昔の歌で [昔語り]

遥か昔、昭和ブルースと言う歌があった。たしかテレビの非情のライセンスというドラマののエンデイングに使われていたと思う。(勿論オリジナルは若者たちのブルーベルシンガーズだが)だがこの歌詞が何とはなく、刺さる。「生まれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか、何もしないでいきてゆくならそれはたやすいことだけど」今の俺は何もしていない、ただ時間と金を食らっているだけ。
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奇跡の連続、痛いのは仕方がない [昔語り]

歳をとれば病気でも怪我でも元通りにはならない。障害者だから仕方がない、そんな風にも思えない。運が悪いわけではない、右足膝蓋下動脈断裂という怪我をしながら、その症状にたどり着いたのが事故発生から40時間後で、通常はほぼ間違いなく切断になるところ。脹脛は壊死しアキレス腱は大きく縮退していたが動脈を切断した脛骨と腓骨は大きく砕けてはいなかった。脛骨はけん引してボルトで固定し、脹脛は左足からとった皮膚で植皮した。断裂した動脈は脹脛で生きている静脈を採取して裏返して結合部を作りくるぶし当たりの動脈と接合した。それからは病院で寝たきり、感染症で40度越える熱、足に管を刺して体液の導出、かなりの間全く動けなかった。親にはものすごい迷惑をかけた。だけど、死のうとは思わなかった、障害は残る、ADHDは治らない、それでも生きなきゃいけない、そう信じてた。こうして、長いリハビリを経て復学した、だけど本当は
体よりも頭の方が障害が重いのだから、躁うつ病なんぞはうつ病と間違えられて抗うつ薬5年近く飲んでた。それがどうした?誤診として訴えるか、そんな人はいないと思う。結局どちらも寛解しているわけではないし、これからもリチウムや入眠剤は死ぬまで必要なんだろう。でも叩かれてもつぶれない、最初から壊れているんだからこれしかない。

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独り [昔語り]

子供の頃から一人で居るのが好きだった。くだらない空想の世界で遊ぶのが常だった。だけど、周りはみんな僕が社交的でみんなと遊ぶのが好きだと思っていた。わざわざ自転車で10キロ以上も離れた友達のところに遊びに行く姿は一人遊ぶのが好きだとは見えなかっただろう。本当は一人で川に行き魚をとったり笹舟を作って流したり、ある時は山に入って木の上に寝床を作ったり岩に穴を掘って木像を置いたりした。変わっていた変わっている、今でもそうだ。仕事をするのは酷く疲れる、特にほかの人と一緒にやることは苦しみ以外の何物でもない。何十人も部下を引き連れるなんてありえない。つくづく偉くなることには向いていない、会社もそのあたりはよくわかっている、今は部下は6人しかいない。発達障害や双極性障害と仲良くしているのだから自分を責める事もないとプラス思考で行けばいいとカウンセラーは言ってくれる。そうかもしれないな、60歳まで普通のサラリーマン全う(2年ほど休職はあるが)しつつあるのだから。まだ先はあるのだけどこれからもジグザグで生きていく
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そうだったね [昔語り]

マスクの上に覗く優しそうな眼差し
どこかで見たようだと目をつぶった
風が通る電車の中で
胸が痛くなる香りが鼻をくすぐる
そういえばこんな香だったねと
君のことを思い出す
忘れることができないのなら
もう消えてなくなれと思っていたのに
30年も昔のことなのに
どうして蘇るんだろう
辛い思いをさせた後悔なのか
でも一番辛かったのは僕のほうかもしれない
そんなこと絶対言えないけれども
自分を不幸にすることが術だった
子供だったんだね

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秋の三差路 [昔語り]

好きだからってそんなことたった一度言った
影が延びる寒い秋の帰り道
あの三差路を越えたら離れてしまう
心に決めて君に伝えた
そのまま一目散に自転車を飛ばして
少し泣きそうになって家に着いた
でもここまでで心使い果て
その先の返事は聞かなかった
だからあの子はいつも通り
柔らかな笑顔をためて見ている
そのままさようならの日が来て
また帰り道今度はあの子が
僕に好きだからって
それからどうなったかは言えませんけれど

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すきだから [昔語り]

好きだからってそんなことたった一度言った
影が延びる寒い秋の帰り道
あの三差路を越えたら離れてしまう
心に決めて君に伝えた
そのまま一目散に自転車を飛ばして
少し泣きそうになって家に着いた
でもここまでで心使い果て
その先の返事は聞かなかった
だからあの子はいつも通り
柔らかな笑顔をためて見ている
そのままさようならの日が来て
また帰り道今度はあの子が
僕に好きだからって
それからどうなったかは言えませんけれど

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秋の帰り道 [昔語り]

中学生くらいだっただろうか
自転車で通っていた帰り道
急な坂道を自転車を押して登った
そんな時はかわいいMと一緒に帰った
Mはやせっぽちで笑顔がかわいい
みんなに好かれるアイドルだった
僕は少し心が浮き立つのを我慢して
たわいもないことを話した
Mは嫌な顔一つせず相手になってくれた
一度として好きだと言えなかったけど
僕の気持ちはもう見え透かれていただろう
三叉路で秋の陽に照らされたMを見ている

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秋の豊かさ [昔語り]

秋の楽しみは炊き込みご飯だった。マツタケは輸入ものじゃないと手が出ないが、初茸やクリタケは手に入った。キノコは薄い出汁で炊いた方がいい香りが残る。この季節はやっぱり栗ご飯だろう、剥くのが面倒なので敬遠しがちだが切れ目を入れて軽く焙って剥いていた。すこし渋皮を残して、これも薄味で、小布施の栗くらい大きければいい。山栗は小さくて甘いが剥くのが面倒すぎる。あと少しもち米を入れて炊いた、おこわとは違うが栗との相性がいい。昔は竹風堂さんのお店で冷凍を買っていた、これも秋の楽しみではあった。毎年のように長野に出かけていたが、コロナのおかげで行けなくなった、松本にもそう言えばしばらく行っていない。天然キノコそばや桜鍋、新そばもご無沙汰。高いけどマツタケも国産のは香りが違うんだよな。さて何時旅が解禁になるか、それだけが楽しみ。糸魚川にも行きたいな、ヒスイはどうかな。
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まりゅ [昔語り]

まりゅ何処へ行ったのか
まりゅ僕の愛はもう消えてしまったのかい
軽々しくも僕を好きだなんて
何度も何度も繰り返し
そっと寄り添う柔らかさ
ため息が出るほどの美しさ
まりゅしなだれかかるほどに
僕の心は萎えはてて
熱病にうなされる
最後の顎呼吸まで見透かされ
その腕に息絶える
まりゅ選んだのは君の方
命尽きたのは僕の方

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儚い想い3 [昔語り]


教室の窓側の席から
僕がずっと見ていたのは
青空でもポプラの木でもなく
グランドを走る君だった
誰も僕のことなど気にしない
けれども僕はこの場所で
夢の続きを見続けた
周回遅れの日々にさえ
爽やかな風を起こして
懐かしく香しいひと時を
君を見つめるだけで抱きしめた
会えないとか最後だとか
そんなことどうでもいい
何より胸の鼓動と涙と
僕がここにいる

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