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いい加減野郎 [ためいき]

いつもいい加減に生きてきたのにどうしてだろうか、大学だけはこだわった。別にどこだって変わりはしない、実際に入ってみてもそれがどうだったと思えるほど何も変わっちゃいない。ほかの人から見れば現役の時に合格した熊本大や同志社や立命館と何が違うと言うのだろう。確かにその通りなのだけれどもどうしても東京の大学に行きたかった。その中でも早稲田の政治に行きたかった。翌年、国立の二次試験発表前に慶応ではなくささっと手続をすませ親にはもう決めたと言った。親も国立はどうでもいいと言わせた。別に政治家になるつもりもなかった(アルバイトはしたが)。もうこの時点で満たされて終わってしまったのかもしれない。成績がそれほどいいわけじゃない、ADHDで集中力に欠け努力が苦手で事故の後遺症で足が悪い、精神力もない、それなのにどうしてこだわったのだろう?予備校で一人ずっと勉強しているわけでもない、じっとしていられないのだからしかたがない。なにかが違っていた、それが何かはわからない。
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