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君のいる空気 [うた]

教室のむせた空気の中であなたが傍を通った時
そこだけ空気が透き通ったように見えた
うっとりとした目で見つめる僕のことを
あなたは気が付いてくれただろうか
雪のような白さと百合のような甘い香り
近づくだけで苦しくなる
図書館でばったり出会ったとき
口をついてどうしてだろう好きって
お互いに言ってしまったのはどんな偶然だろう
それからの時間を甘いものに変えた出来事は
近い未来の悲しみの足音だったのか
それでも恋が始まった

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