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奇跡の連続、痛いのは仕方がない [昔語り]

歳をとれば病気でも怪我でも元通りにはならない。障害者だから仕方がない、そんな風にも思えない。運が悪いわけではない、右足膝蓋下動脈断裂という怪我をしながら、その症状にたどり着いたのが事故発生から40時間後で、通常はほぼ間違いなく切断になるところ。脹脛は壊死しアキレス腱は大きく縮退していたが動脈を切断した脛骨と腓骨は大きく砕けてはいなかった。脛骨はけん引してボルトで固定し、脹脛は左足からとった皮膚で植皮した。断裂した動脈は脹脛で生きている静脈を採取して裏返して結合部を作りくるぶし当たりの動脈と接合した。それからは病院で寝たきり、感染症で40度越える熱、足に管を刺して体液の導出、かなりの間全く動けなかった。親にはものすごい迷惑をかけた。だけど、死のうとは思わなかった、障害は残る、ADHDは治らない、それでも生きなきゃいけない、そう信じてた。こうして、長いリハビリを経て復学した、だけど本当は
体よりも頭の方が障害が重いのだから、躁うつ病なんぞはうつ病と間違えられて抗うつ薬5年近く飲んでた。それがどうした?誤診として訴えるか、そんな人はいないと思う。結局どちらも寛解しているわけではないし、これからもリチウムや入眠剤は死ぬまで必要なんだろう。でも叩かれてもつぶれない、最初から壊れているんだからこれしかない。

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